北海道の秘境!花の浮島『礼文島』の魅力とトレッキングコースをご紹介

礼文島の写真 観光

今回紹介するのは、北海道の北端に位置する離島『礼文島』です。
雄大な山々や澄んだ海、さまざまな動植物など自然豊かな美しい島です。
春から秋にかけて、約300種類の高山植物が咲き誇る花の浮島としても知られています。
今回は、その花の島『礼文島』の観光・トレッキングを紹介します。

礼文島ってどんなとこ?

礼文島は、稚内港から約60km離れた位置にあり、総面積約82km2の小さな島です。
日本最北端のこの島は、標高2000m級の高地で見かける高山植物が海抜0mで見ることができる珍しい生態系をもっています。
礼文島は、希少な花々の観察やトレッキングを楽しむ観光客で賑わう観光スポットです。

礼文島へのアクセス

礼文島へは、稚内港から運航している定期フェリーで行きましょう。
予約は、公式ホームページからWEB予約が可能です。
稚内港から礼文島(香深港)までは、約1時間55分の船旅です。
フェリー内では、とくにやることが無いため、事前にお酒とつまみの用意をオススメします(笑)

料金表稚内港~礼文島(香深港)
1等ラウンジ
1アイランドビューシート
5,840円
1等和室5,180円
2等指定席3,620円
2等2,960円
車・バイクホームページ確認

稚内港フェリーターミナル
大きめの駐車場があるため、礼文島に車を持って行かない人は、ここでの駐車がオススメです。

香深港フェリーターミナル

礼文島トレッキングにおすすめの時期は?

礼文島観光のベストシーズンは、5月~9月です。
なかでも6月中旬から8月初旬は、多くの種類の花を楽しめるシーズンとなっています。

レブンアツモリソウ

5月下旬~6月中旬 気候:9℃~15℃
5月は、雲天日数、降水量が少なく晴れる日が多いです。
しかし、6月は、オホーツク海高気圧の影響で曇りや雨のが多くなります。
この季節は、絶滅が危惧されている『レブンアツモリソウ』を見れるシーズンです。
通常のアツモリソウは、あずき色や赤紫色など濃い色をの花を咲かせますが、レブンアツモリソウは、淡いクリームや白色の花が咲くのが特徴です。

6月中旬~8月初旬 気候:13℃~21℃
最も多くの花を楽しめるベストシーズンです。
夏を迎えると一日の中で気温変化が少なく過ごしやすいです。

9月~10月 気候:8℃~20℃
礼文島の紅葉の季節です。
天気が良い日は、お隣の利尻島の百名山『利尻山』を見ることができます。
9月は比較的天候が安定していますが、10月以降は、ぐっと気温が低くなります。
晴れていても急に気温が下がるため、長袖を用意しておいた方が良いです。

礼文島トレッキングコース

出典:礼文島観光情報

礼文島のトレッキングコースは、全部で7種類あります。
下表の上から下に行くに連れてトレッキングコースの難易度(距離)が下がっていきます。
各コースの特徴は、以下のとおりです。

コース名距離コースの特徴
8時間コース16.5km礼文島の自然を満喫できる、礼文島トレイルの中で最も難易度の高い「8時間コース」。草原やササ原、トドマツ林、ダケカンバ林、ハイマツ帯、海食崖直下の海岸線など、さまざまな地形を歩くため、変化に富んだコースです。本格的な装備と体力が必要となるため、十分な準備が必要です。
岬めぐりコース12.4km礼文島西海岸の3つの岬、スコトン岬、ゴロタ岬、澄海岬をめぐるコースです。断崖絶壁が続く海食崖の景色や、高山植物の花々を眺めながら、礼文島の自然を満喫することができます。
礼文林道コース8.2kmコース西側の斜面には、高山植物の宝庫が広がり、利尻山を眺めながら、自然の美しさを満喫することができるコースです。
桃岩展望台コース6.4km礼文島の自然を満喫できる代表的なコース、それが「桃岩展望台コース」です。断崖絶壁が続く西海岸や、海に浮かぶ利尻山を眺めながら、高山植物の群生を間近に観賞することができます。
礼文岳コース4.5km礼文島の最高峰、礼文岳(標高490m)を目指すコースです。標高は高くありませんが、標高350m前後からハイマツ帯となり、森林限界上部の高山帯のような景色を楽しむことができます。天候に恵まれれば、山頂からは北にスコトン岬やゴロタ岬、久種湖、南に海に浮かぶ利尻山を一望でき、雄大な景色を眺めることができます。
久種湖畔コース4.2km日本最北の湖・久種湖を周回するコースです。久種湖畔では、湿地性の植物や多彩な渡り鳥を観察できます。天気の良い日には、湖面に映る逆さ礼文岳を眺めながら、自然の美しさを満喫することができます。
礼文滝コース4km礼文島西海岸にある礼文滝を間近で眺めることができるコースです。ササ原や森林を抜け、急斜面を下り、山間を流れる沢沿いの道を歩きます。コース両脇には、高山植物が咲き乱れる景色が広がり、自然の美しさを満喫することができます。

トレッキングコース『岬めぐりコース』のご紹介

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今回私がトレッキングしたのは『岬めぐりコース』
わりと軽い気持ちでスタートしましたが、なかなかハードなコースでした。。。

【移動ルート】
香深フェリーターミナル前バス停→バス→スコトン岬→徒歩→ゴロタ岬→徒歩→澄海岬→徒歩→浜中バス停→バス→香深フェリーターミナル前バス停
【所要時間】
トレッキングのみ  :3時間20分
バス待ち・移動も含め:6時間30分

まずは、香深フェリーターミナル前のバス停からスコトン岬行きのバスに乗ります。

普通にバスに乗る場合は、往復2,310円となります。
しかし、宗谷バス礼文切符販売所に買いに行けば、1DAYフリー乗車券を2,000円で購入できるため、お得!
【往路】香深フェリーターミナル → スコトン岬 1,240円
【復路】浜中→香深フェリーターミナル 1,070円
バスの運賃・時刻表はこちら

私が行った時のバスの始発は、6:30でした。
バスの乗車は早い者勝ちのため、出発の20分前にバス停に行きましたが、数人待っているだけでした。

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バスに揺られて1時間でスコトン岬まで来ることができました。
途中で海岸にアザラシがいたため、バスの運転手さんが気を利かせて、ゆっくり走ってくれました。

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スコトン岬を7:40出発!
スコトン岬から澄海岬までの間には、トイレが1箇所しかないため、スコトン岬でトイレに行っとく方が良いです。また、澄海岬まで自動販売機などの水分補給ができる場所が無いため、飲み物の調達も事前に済ましておきましょう!

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歩きだして20分で草むらゾーンに突入!
先陣きって歩いてくれている人たちがいないと、本当に道なのか疑うような場所でした。

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草むらをかき分けながら山を下って海岸沿いにでました。
海岸沿いは歩きやすかった。

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再び山道に。。。
ゆったりとした坂をダラダラ登るため、そこまで体力の消費はなかったです。

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ゴロタ岬展望台に到着
登りきってからスコトン岬側を眺めると絶景が広がっていました。
写真の左上の場所がスコトン岬です。
かなり歩いてきました。ここまででスタートしてから約1時間です。

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澄海岬に向かって移動開始
せっかく登ったのに海抜ゼロメートルまで下山します。
澄海岬側の景色も絶景です。

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澄海岬近くの鉄府厳島神社まで来ました。
写真の岬先端に鳥居があります。
そこまで行く気力は残ってません。
ここまででスタートしてから約2時間です。

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スタートしてから約2時間20分で、ようやく澄海岬に到着!
澄海岬へは道が整備されているため、車でも来ることができます。
そのため、ここまでの道のり全く人と会うことありませんでしたが、澄海岬は観光客で溢れています。

澄海岬の美しい景色を楽しんで終わり!じゃないんです、、、
観光スポットなのに定期路線バスのルート外のため、最寄りのバス停まで歩きます。
グーグルマップでは、徒歩39分!って書いてありますが、ここまで来ると体力がなく、浜中バス停まで約1時間かけて歩きました。。。
また、バス停に到着しても次のバスが来るまで50分待ちの状態に、、、

バスの待ち時間や移動時間、トレッキングの時間などの全ての所要時間で6時間30分でした。
トレッキング中は、風もあり涼しいのですが、昼に近づくにつれ、気温は上がっている感じはしました。トレッキングを行う際は、始発のバスで行くことをオススメします。

礼文島のおすすめ飲食店

かふか お寿司

礼文島のおすすめ飲食店は、『海鮮処かふか』
礼文島の漁港組合の直営店のため、鮮度抜群の海の幸を楽しむことができます。
新鮮な魚介類をリーズナブルな価格で提供しているため、観光客だけでなく、地元の方も多く来られてました。

お寿司、刺身、ちゃんちゃん焼きなどメニューは豊富です。
間違いなく混んでいるため、予約をオススメします。

海鮮処かふか
・住所:〒097-1201 礼文郡礼文町大字香深村字トンナイ
・電話番号:0163-86-1228
・営業時間:【夏期間】※5/1~9/30
       昼 11:00~14:00(L.O.13:00)
       夜 17:00~21:00(L.O.20:00)
      【冬期間】※10/1~4/30
       昼 営業なし
       夜 17:00~21:00(L.O.20:00)
・定休日 :【夏期間】火曜
【冬期間】日曜・祝祭日・年末年始
・ホームページ:https://www.kafuka.or.jp/store/

礼文島の日帰り温泉

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出典:礼文町役場

トレッキング後は、源泉かけ流し温泉『礼文島温泉うすゆきの湯』で疲れた体を癒やしましょう!
ジャグジーバス、サウナ、露天風呂、貸切家族風呂があります。
風呂場からは、利尻山が眺望できます!
タオルの貸出もあるため、手ぶらでOKです。
フェリー乗り場まで徒歩5分もかからない距離のため、フェリー出港ギリギリまでゆっくりできます。

礼文島温泉うすゆきの湯
・住所:〒097-1201 文郡礼文町香深村ベツシュ961−1
・電話番号:0163-86-2345
・営業時間:【夏期間】※4月~9月
       12:00~22:00
      【冬期間】※10月~3月
       13:00~21:00
       受付最終時間は、終了時刻の30分前
・料 金 :大人600円、小人無料
貸切家族風呂1000円
ホームページ:https://www.visit-hokkaido.jp/spa/spot/detail_11402.html

まとめ

いかがでしたでしょうか?
礼文島は、北海道最北端の離島であり、雄大な山々、澄んだ海、さまざまな動植物など、自然豊かな島です。春から秋にかけて、さまざまな高山植物が咲き誇る花の島です。
礼文島のトレッキングは、北海道の雄大な自然を満喫できる、とても魅力的なアクティビティです。
歩きでしか行くことができないゴロタ岬からの景色は絶景です!
私もまた見に行きたいです。
北海道旅行で行き先に悩んでいる方は、ぜひ礼文島のトレッキングを体験してみてはいかがでしょうか。

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