サントリー山崎蒸溜所が11月1日にリニューアルオープン！
サントリー株式会社は、サントリー山崎蒸溜所を11月1日（水）にリニューアルオープンすることを発表しました。
サントリー山崎蒸溜所は、1923年に鳥井信治郎が創業した、日本のウイスキー文化の発展を支えてきた蒸留所です。2023年、創業100周年を迎えるにあたり、さらなる品質向上と蒸留所魅力訴求の強化を目的として、リニューアルオープンを実施することとなりました。
リニューアルオープン後の山崎蒸留所は、ウイスキー文化の発信拠点として、より多くの人々に愛される場所となることが期待されています。また、世界的なウイスキー人気が高まる中、海外からの観光客の増加も見込まれています。日本のウイスキー文化を世界に発信する拠点として、さらなる発展を遂げていくことでしょう。
山崎蒸留所 概要
山崎蒸留所は、1923年にサントリー創業者の鳥井信治郎が創業した、日本初の本格ウイスキー蒸留所です。山崎蒸留所は、京都府の北西部、天王山山系の麓に位置し、宇治川、木津川、桂川の3つの川が合流する地点であり、豊かな自然に囲まれた場所にあります。
| 施設名称 | サントリー山崎蒸留所 |
| 所在地 | 〒618-0001 大阪府三島郡島本町山崎5-2-1 |
| 電話番号 | 075-962-1423 |
| 営業時間 | 10:00～16:45（最終入場 16:30） |
| 休業日 | 年末年始・工場休業日(臨時休業あり) |
| アクセス | JR京都線「山崎駅」より徒歩10分、阪急京都線「大山崎駅」より徒歩12分 |
| HP | https://www.suntory.co.jp/factory/yamazaki/ |
施設のリニューアルについて
エントランス
サントリー山崎蒸溜所は、100周年を迎える新たな装いとして、敷地内に自然との調和を表現した“杜”を形成するため、周辺エリアの島本町や大山崎町の山林地に生育する草木などを植栽し緑地化しました。蒸溜釜の銅素材を再利用した門をくぐり抜け、山崎の“杜”ならではのどこか神秘性も感じられる空気感を味わいながら、見学ツアーや場内見学の新たな受付となる山崎ウイスキー館へのアプローチをお楽しみいただけます。
山崎ウイスキー館
《館内展示》
サントリー山崎蒸溜所の敷地内には、操業当時より残る建造物である山崎ウイスキー館があります。この歴史ある建物ならではの内観として、創業者・鳥井信治郎から続くサントリーウイスキーのものづくりの継承と革新を強調し、山崎蒸溜所での多彩な原酒のつくり分けや長期熟成に耐えうる原酒のつくり込みについて展示を充実させました。 展示エリア「創業期の物語」では、サントリーウイスキーが歩んできた軌跡を数々の展示物から体感いただけます。また、展示エリア「継承と革新、匠の物語」では、山崎蒸溜所におけるウイスキーづくりのこだわりや、「山崎」ブランドの誕生秘話などを様々な展示物を通じて理解いただけます。さらに、細部にまでこだわるものづくりの姿勢を感じていただき、これから先の未来に向けた日本のウイスキーの美味品質に対する期待感を醸成するような展示を目指しました。
《テイスティングラウンジ》
サントリー山崎蒸溜所のテイスティングラウンジがリニューアルオープンしました。このラウンジでは、山崎蒸溜所でつくられた多彩な原酒ボトルに囲まれる空間で、サントリーシングルモルトウイスキー「山崎」ブランドをはじめとしたサントリーウイスキーの各ブランドや、この場所でしか味わえない原酒を堪能いただけます。バーカウンターには、山崎蒸溜所で稼働していたポットスチルを再利用したものが使用されており、原酒ボトルに向き合うスタンドテーブルや窓の外に広がる“杜”を眺めるローチェアなども設置されています。ウイスキーに慣れ親しんだ方から初めて飲む方までより多くのお客様に、この山崎蒸溜所でしかできない日本のウイスキーを嗜む贅沢な空間を提供します。
山崎蒸溜所ツアーの刷新について
リニューアルオープン後の山崎蒸留所ツアーは、下記の2種類のツアーになるそうです。
山崎蒸溜所 ものづくりツアー
・所要時間：80分
・参加費：3,000円（税込）
・主な内容
「サントリーシングルモルトウイスキー山崎」が生まれるものづくり現場を見学することができます。その場所でしか感じられない香りや温度を五感で体感してみてください！テイスティングでは「サントリーシングルモルトウイスキー山崎」や希少な「モルトウイスキー原酒」、「山崎ハイボール」を楽しむことができます。ツアー後には、「山崎オリジナルテイスティンググラス」をお土産として持ち帰ることができます。
山崎蒸溜所 ものづくりツアー プレステージ
・所要時間：120分
・参加費：10,000円（税込）
・主な内容
サントリーシングルモルトウイスキー「山崎」ブランドが生まれるものづくり現場を見学することができます。その場所でしか感じられない香りや温度を五感で体感してみてください！プレステージツアーでしか立ち寄れない製造エリアや実際のつくり手の作業の様子の見学などを通して、山崎蒸溜所ならではのものづくりへのこだわりをじっくりと案内していただけます。テイスティングでは「山崎12年」や希少な「モルトウイスキー原酒」などを楽しむことができます。
山崎蒸留所の歴史
山崎蒸留所は、1923年にサントリー創業者の鳥井信治郎によって創業されました。当時、日本にはウイスキーづくりの技術や知識がほとんどありませんでしたが、鳥井はイギリスからスコットランド人を招聘し、本場のウイスキーづくりを学びました。
山崎蒸留所は、創業以来、日本のウイスキー文化の発展を支えてきた蒸留所です。1929年には、日本で初めて「山崎」ブランドのウイスキーを発売しました。その後も、さまざまな種類のウイスキーを製造し、日本を代表するウイスキーのブランドへと成長させました。
山崎蒸留所の歴史は、日本のウイスキー文化の歴史ともいえます。山崎蒸留所が創業した1923年には、日本はまだウイスキー文化が根付いていなかった時代でした。しかし、山崎蒸留所が本場のウイスキーづくりを学び、日本で初めてウイスキーづくりに成功したことで、日本のウイスキー文化は大きく進歩しました。
山崎蒸留所は、その後もさまざまな革新を起こしてきました。1960年代には、日本で初めてストレート蒸留を採用したウイスキー「響」を発売しました。1980年代には、シングルモルトウイスキーの製造を開始しました。
近年では、世界的なウイスキー人気が高まっています。その中でも、山崎蒸留所のウイスキーは、世界中で高い評価を受けています。2022年には、山崎蒸留所の「山崎 50年」が、世界最高級ウイスキーとしてギネス世界記録に認定されました。
山崎蒸留所は、日本のウイスキー文化の発展に大きく貢献してきた蒸留所です。今後も、日本のウイスキー文化を世界に発信する拠点として、さらなる発展を遂げていくことでしょう。
山崎蒸留所の歴史年表
- 1923年：山崎蒸留所が創業
- 1924年：山崎蒸留所で初めての蒸溜を開始
- 1929年：日本で初めて「山崎」ブランドのウイスキーを発売
- 1937年：「角瓶」を発売
- 1960年：「白州」蒸留所を稼働開始
- 1973年：「山崎12年」を発売
- 1989年：新設備でのモルト原酒づくりを開始
- 2005年：「山崎18年」を発売
- 2013年：「山崎25年」を発売
- 2023年：山崎蒸留所が創業100周年を迎え、リニューアルオープンを予定
創業者 鳥井信治郎とは
山崎蒸留所の創業者である鳥井信治郎は、1879年1月30日に大阪府大阪市で生まれました。13歳で丁稚奉公に出た後、1899年に独立して「鳥井商店」を創業し、洋酒の輸入販売事業を開始しました。
鳥井氏は、洋酒をもっと身近に、そして日本人に受け入れられるものにしたいと考えていました。そこで、1923年に日本初の本格ウイスキー蒸留所である山崎蒸留所を創業しました。
鳥井氏は、当時日本にウイスキーづくりの技術や知識がほとんどないことから、スコットランドから竹鶴政孝を招聘し、本場のウイスキーづくりを学びました。
1924年、山崎蒸留所で初めての蒸溜を開始し、1929年には日本で初めて「山崎」ブランドのウイスキーを発売しました。その後も、さまざまな種類のウイスキーを製造し、日本を代表するウイスキーのブランドへと成長させました。
鳥井氏は、日本のウイスキー文化の発展に大きく貢献した人物として、今もなお多くの人々に尊敬されています。
鳥井信治郎の人物像
- 明治から昭和にかけて活躍した実業家
- 日本のウイスキー文化の創始者
- チャレンジ精神旺盛で、常に新しいことに挑戦した
- 人材を大切にし、竹鶴政孝など多くの才能ある人材を育てた
鳥井信治郎の名言
- 「やってみなはれ」
- 「ウイスキー文化は、日本人の生活になくてはならない文化になる」
鳥井信治郎の「やってみなはれ」という言葉は、今もなおサントリーの社員の間で受け継がれています。
まとめ
早速予約サイトを確認しましたが、11月の抽選は終了しており、12月の工場見学ツアーを申し込みました。
最近は、海外観光客も多いため、予約の争奪戦ですね。
一度で良いから山崎蒸留所の工場見学ツアーに参加してみたいものです。。。
とにかくリニュアルオープンした山崎蒸留所に早く行ってみたいという方は、予約必須ですが、山崎ウイスキー館見学であれば、簡単に行くことができます。別料金ですが、テイスティングラウンジで限定ウイスキーや原酒などここでしか味わえないウイスキーも試飲できますよ！ぜひ行ってみてください。
